設営のしやすさと広々とした空間を持てることで、トンネルテントが最近人気です。
大手アウトドアブランドから新進気鋭のメーカーまで、様々な種類のトンネルテントが発売されています。
今回はトンネルテントの特徴とおすすめのトンネルテント6選をご紹介します。
見逃しがちなデメリットも含めてお知らせしますので、最後までご覧ください。
トンネルテントの特徴
トンネルテントとは、中央にアーチ状のポールを立ててトンネルのような形になるテントで、寝室とリビングの両方を設けられる広々とした空間が魅力です。
壁面が立っているため、窮屈な感じがせず大人数でも快適に過ごせます。
わかりやすい構造なので、設営が2ルームに比べて簡単です。
「広めのテントが欲しい」「だけど2ルームは設営が難しそう」という方にはおすすめです。
風を受け流す流線形の構造のため、風に強いです。
大型のものが多いため、重量があり持ち運びに苦労します。
サイトによっては区画内に収まらない場合がありますので、注意が必要です。
設営は簡単ですが、ひとりでは難しい場面もあります。
あらかじめ設営動画などを確認しておくと良いでしょう。
- 広々とした空間が快適なテントです
- ポールを通し立ち上げるだけのため設営は簡単。立ち上げる際は2人以上がおすすめ
- 流線形は風に強い
- 大型のため重量があります
- サイトによっては区画に収まらない場合があります
それではさっそく、トンネルテントおすすめ6選 見ていきましょう
おすすめトンネルテント6選
DOD カマボコテント3M
使用人数:4〜5人用
使用サイズ:W640×D300×H195cm
インナーサイズ:W280×D220×H170cm
収納サイズ:W69×D35×H31cm
重量:19.5kg
耐水圧:3000mm
・フルメッシュ + 豊富なベンチレーション + スカート装備でオールシーズン対応
・天井が高い
・オプションパーツが充実
トンネルテントブームの火付け役、DOD カマボコテント3Mは、大人数向けのトンネルテントです。
名前の通り、カマボコのような形をしています。
DODは他にもキノコテントやビートルタープなど、名前が形を表している面白いものが多いです。
オールシーズン対応で、フルメッシュになるため夏は涼しく虫の侵入も防ぎます。また、スカートがついているため冬は冷気の侵入を抑えることができます。
フルクローズも可能ですが、結露してしまうので、冬でもベンチレーションは開けるようにしましょう。
インナーテントは吊り下げ式で、簡単に設置できます。吊り下げ式なのでインナーテント単体の設置はできませんが、テントを外せば広めのタープとして使用できます。
5人で横並びに寝ることができますが、ゆったりするなら4人がちょうど良いでしょう。
別売りのインナーテントもありますので、最大10人が寝泊まりできます。
インナーの立ち上がりは90度に近いので広く感じます。端っこで寝ても窮屈さは感じにくいです。
天井高は195cm(インナーテント内は170cm)と、大抵の方は中を屈まずに歩けます。
アウターの耐水圧は3000mm、フロアは5000mmと高めで雨天時でも安心です。
大きめのテントですが、最小4×7.5mの場所があれば設営できます。
固定ロープの張りを考えると8×8mくらいのサイトがちょうど良いですね。
オプションパーツが充実しています。
結露を防ぐ「カマボコシールド」や、スクリーンになる「カマボコシアター」、リビング部分に広げられる「カマ座敷」など専用オプションが豊富です。自分だけのカマボコテントを作り上げましょう。
スノーピーク ランドネストドームM
使用人数:3〜4人用
使用サイズ:W280×D450×H170cm
インナーサイズ:W265×D265×H160cm
収納サイズ:W70×D21×H25cm
重量:8.7kg
耐水圧:1800mmミニマム
・自立する逆Y字フレーム
・ひとりでも設営できる
・フライシートは前後の区別なし
ランドネストドームは設営のしやすさにこだわった新しいトンネルテントです。
テント中央に逆Y字フレームという自立するフレームをつけることで、トンネルテント設営時に苦労する立ち上げが楽にできます。
また、フライシートの前後も区別がないので、広げた時に前か後ろかを迷うことはありません。
これは結構大きなメリットだと思います。
フレームは残り2つのCフレームを前後に通すだけの簡単設営です。
初めての方でもピシッと張ることが出来ます。
ペグは10本あれば固定できます。
流線形で天井もそれほど高くないので風に強いです。
比較的軽めで持ち運びしやすいところもいいですね。
スノーピークはエルフィールドというトンネルテントが有名ですが、これから購入予定でしたらランドネストは設営の分かりやすさと簡単さを極めたトンネルテントなので、絶対おすすめです。
ノルディスク レイサ6
使用人数:6人用
使用サイズ:W645×D295×H210cm
インナーサイズ:W230×D280×H200cm・W160×D280×H170cm
収納サイズ:φ35×70cm
重量:17kg
耐水圧:3000mm
・吊り下げ式インナーテントが前後に2つ標準装備
・天井が高い
・大型メッシュで風通しが良い
元祖トンネルテントとして有名なノルディスクのレイサ6をご紹介します。
ナウシカの王蟲に似ているトンネルテントです。
手前と奥に大小二つのインナーテントがあり、4人・2人に分かれて寝ることができます。インナーテントが二つ標準装備されているのはレイサ6くらいじゃないでしょうか。
大人数のファミリーは子供と夫婦に分かれて使用することもできます。子供だけのテントなんて、テンションが上がること間違いなしです。
少人数でしたら小さいインナーテントは外した状態で、さらに広いリビングルームとして使用すると快適です。
真ん中に広いリビングを持ち、サイドパネルをポールで立ち上げれば開放感も抜群です。
インナーテントには大きいメッシュがあるため通気性もよく、夏場も快適に過ごせます。
天井が高いので、大抵の方は中を屈まずに歩けます。
ただし、スカートがないので春・夏・秋の使用をおすすめします。
コールマン トンネル2ルームハウス
使用人数:4~5人用
使用サイズ:W330×D660×H200cm
インナーサイズ:W300×D235×H185cm
収納サイズ:W72×D31×H26cm
重量:19kg
耐水圧:2000mm
・カラーバリエーションが豊富
・アテナという名のハイスペック版は冬も活躍
コールマンのトンネル2ルームハウスは、カラーバリエーションが豊富で、機能性も異なります。
とは言えさすがのコールマンなので、どれも基本的な性能は十分に備えています。
種類は大きく分けて2タイプです。
アテナかアテナ以外かですね。
「冬キャンプも行くよ」という方はスカート装備のアテナです。
「冬は絶対キャンプしない」という方はアテナ以外でも問題ありません。
大きさはアテナが少し大きいです。インナーテントにも余裕があります。なので少し重くなります。
アテナはLDX+という遮光性の高いものがありましたが、今は品切れ中?廃盤?
ダークルームという夏の日差しに強い、とても高性能で良いテントですが、今後の展開はどうなるでしょうか。
ロゴス グランベーシック3ルームトンネルドーム
使用人数:5〜6人用
使用サイズ:W355×D594×H200cm
インナーサイズ:W355×D210×H185cm
収納サイズ:W36×D75×H36cm
重量:20.3kg
耐水圧:3000mm
・パネルシステムは色々と便利
・デビルブロックルームで3ルームを実現
ロゴスの高級路線、グランベーシックシリーズの3ルームトンネルドームです。ロゴスらしさが出ている素敵テントです。
ロゴス独自の前面パネルシステムを装備しています。
実はこのパネルシステム、テントからの出入りがとても楽なんです。
パネルシステムは筋交構造によりパンッと張っているので、片手でジッパーを開けられますし、パネルを開く感じは扉を開けるのに近い感覚です。
一度体験してもらいたい。そして全てのメーカーのテントに装備して欲しい。
雨を溜めない構造もパネルシステムのおかげ。
設営時に左右のブレが少ないのもパネルシステムのおかげと思います。
こちらもロゴス独自のデビルブロックEXを搭載。UV-CUT率約80%、遮光率約80%。さらに風を通しながら紫外線や害虫の侵入を防ぎます。
このデビルブロックEXで作られたデビルブロックルームを前面パネルシステムに取り付けることで、なんと3つ目のお部屋が作られるのです。
インナーテントは横幅が広いので5〜6人で寝ることができ、リビングも前室も広いので、とても快適に過ごせます。
あるロットの製品について、7075超々ジュラルミンを使用すべきフレームの素材が、6061アルミ素材であると判明しました。該当ロットの製品をお持ちの方はフレームの交換をする旨、公式より発表がありました。公式サイトをご覧ください。
Ogawa アポロン
使用人数:4〜5人用
使用サイズ:W585×D320×H205cm
インナーサイズ:W300×D210×H188cm
収納サイズ:W80×D45×H35cm
重量:26.8kg
耐水圧:1800mm
・インナーテントまで全面メッシュ
・強度はピカイチ
・左右対称で設営しやすい
日本の老舗アウトドアブランドOgawaは、日本の気候に合わせたテント作りで有名です。
アポロンはそんな日本の気候にマッチした唯一無二のトンネルテントです。特徴をお話しします。
とにかくメッシュが多いです。フライは全面メッシュで風通し抜群です。風は通しますが虫の侵入はありません。
インナーテントは通常前後の2面がメッシュになっていることが多いですが、Ogawaのアポロンは4面がメッシュ構造になっているため、ジメジメした日本の夏の気候に適しています。
スカートがついているので冬の寒い空気も遮断します。
インナーの幅は300cmなので4人で快適なサイズです。
総重量がかなりあるので、区画脇に車を停められるようなオートキャンプがおすすめです。
以上、トンネルテントのおすすめ6選でした。
設営の簡単さと広めのリビングが魅力的です。
ぜひこの記事を参考に、ご自身に合ったトンネルテントを探してみてください。
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