ペグはテントやタープなどを固定し、風による影響を減らすために使用します。
サイトの地面は土や砂利・砂など、様々なタイプがあり、ペグを打っていると硬い石にあたることも。
テントやタープの大きさによっても選ぶペグは変わってきます。
本数もテントで20本、タープで8本くらいは必要になります。
結構な本数が必要なので値段も重要なポイントです。
そこで今回は、サイトタイプ別におすすめのペグをご紹介いたします。
それではさっそく見ていきましょう。
砂地などの柔らかい地面
地面との接地面積が大きく、抵抗の強いタイプがおすすめです。
V型ペグやU型、X型、Y型ペグは接地面積が大きく砂との摩擦が大きくなるので抜けにくいです。
曲がることもあまりないので、軽くてある程度丈夫であれば問題ないと思います。
プラペグもトゲトゲがついているものは抵抗が増えるので良いと思います。
鍛造ペグのような重いペグは、風で飛ばされたときに吹き飛んで危険な凶器になりますので使用はおすすめしません。
サラサラの砂浜や雪でペグが打てない場合は、ウェイトバッグという水を貯めてペグ代わりにするものもありますのでご利用ください。
芝生、土などの普通の地面
芝生や土などの硬くない普通の地面では、大抵のペグは問題なく使用できます。
ただし、テントやタープに付属しているペグはあまり強く作られていないので曲がる可能性があります。
鍛造ペグや、ジュラルミンペグは、砂地以外ではオールマイティに使用できるのでおすすめです。
長さはテントで30cm程度、タープは風を受けるので40cmがおすすめです。奥に進めるにつれて硬い石があることも多いので注意してください。
鍛造ペグで有名なのはスノーピークのソリッドステーク(ソリステ)です。メーカーの信頼性は高いので安心して使用できます。
村の鍛冶屋さんが作っている鍛造ペグのエリッゼステーク(エリステ)は楕円形なので、地面内で回転しにくく抜けにくい作りになっています。抜くときはペグを回転させると地面の穴が広がって抜きやすくなります。ユーザーのことを考えてくれている素敵なメーカーさんです。金属加工で有名な新潟の燕三条ブランドです。
ユニフレームは新潟県燕市にあるアウトドアメーカーで、ファイアグリル・焚き火テーブルなどで有名です。REVOシリーズのタープやテントも名品です。
ジュラペグは高硬度のジュラルミンに曲げ加工をし、打ち込み時のロスを軽減させています。また平打ち加工により地面内で回転しにくく抜けにくい作りになっています。
丈夫で軽い、まさに良いとこ取りなペグです。
ペグのヘッドが小さいので、打面の小さいハンマーでは打ちにくく感じます。
砂利や大きい石のある硬い地面
石のある硬い地面は鍛造ペグがおすすめです。
これらのペグであれば大きい石を貫通することができるので、硬い地面のサイトでは強いペグを選択してください。
長さは30cm程度で問題ないでしょう。長すぎると打ち込めなくなるので気をつけてください。
硬い地面に鍛造ペグを打つときはハンマーもしっかりしたものを選ぶ必要があります。
スノーピークや村の鍛冶屋のハンマーは金属製のヘッドでできており、打ち付けるときに気持ちよいカキーンという音が響きます。重さがあるので硬い地面でもしっかりと打ち付けることができます。
高い強度を持つ鍛造ペグでも、地面のタイプによっては曲がることもありますが、これらのハンマーで叩くことで真っ直ぐに治すことができます。
夕方以降、遅い時間にペグを打つ場合や、あまり音を響かせたくない方、ペグに傷をつけたくない方にはゴム製のショックレスハンマーがおすすめです。1ポンドでしたら450g程度ですので、鍛造ペグもしっかり打ちつけられます。(0.5ポンドでは軽すぎるためおすすめしません)
ペグは地面に60°くらいの角度で、ハンマーはペグのヘッドを叩くのではなくハンマーの重さをヘッドに落とす感じで打つと手も疲れず楽にペグダウンできると思います。
以上、サイトタイプ別のペグの選び方についてでした。
ぜひ参考にしてください。
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