キャンプで過ごす時間、何をしていることが多いでしょうか。
実はほとんどの時間を座って過ごしています。
キャンプ用のイスはキャンプ生活の快適さを左右すると言っても過言ではありません。
ハイチェア、ローチェアなど種類も豊富ですので、キャンプスタイルによる選び方と、種類別におすすめのアウトドアチェアをお知らせいたします。
アウトドアチェアの選び方
まずはご自身のキャンプスタイルを考えましょう。
お持ちのテント、購入予定のテント・タープの天井高から大体決まってきます。天井高が高ければハイチェア、低ければローチェアがおすすめです。ハイチェアは立ち上がりやすく座りやすいものが多いです。
まだ購入するテントが決まっていない方、家での過ごし方はどうでしょうか。イスに座っていることが多い、床座りが楽、この辺りから決めてもいいと思います。ローチェアが合いそうなら天井高の低いテントでも過ごしやすいと思います。
基本的には軽くて小さく折り畳めるタイプがおすすめです。オートキャンプなどで荷台に余裕がある場合は大きなイスでも問題ありません。荷台に余裕がない・バイク移動・電車やバスでキャンプ場まで行く、という方々は重さと収納サイズに注目してください。
地面に凹凸があり安定していな場合は折り畳みの座椅子タイプが便利です。軽くて場所を取らないのでトレッキングなどに利用しましょう。
- テントやタープの天井高が高い場合はハイチェア、低い場合はローチェアがおすすめ
- 持ち運び方によって、軽いものや場所を取らないものを選びましょう
- 地面に凹凸があり安定していない場所では折りたたみの座椅子タイプがおすすめです
タイプ別 おすすめアウトドアチェア
ハイスタイル・ロースタイル・座椅子の3タイプに分けておすすめします
ハイスタイルチェア
ヘリノックス サンセットチェア
・使用時サイズ:58×70×98(h)cm
・収納時サイズ:15×15×46cm
・座面の高さ:46cm
・使用時重量:1.3kg
・耐荷重:145kg
軽くて丈夫で背もたれもあり、座面に包み込まれるような座り心地です。ヘリノックスのハイチェアにはチェアツーという、サンセットチェアより座面が10cmほど低めのイスもありますが、サンセットチェアは座面が広く作られているため、快適さはこちらが上のように感じます。
私は普段自宅リビングでサンセットチェアを使用しています。キャンプの時にはこのイスを折りたたんで持っていきます。以前はソファに座っていましたが、座りやすさと掃除の時に移動が楽(片手で移動できます)なのでソファは処分してしまいました。
ヘリノックス社は、軽量で強度の高いテントポールで有名なDAC社というメーカーから生まれた韓国のアウトドアブランドです。DACのテントポールは様々な著名メーカーのテントに使われている高い品質のアルミ合金で、ヘリノックスのイスにも使用されています。
軽量で高耐久なイスはヘリノックスの代名詞といっても過言ではないでしょう。
ヘリノックス登場以降、似たような形のアウトドアチェアが数多く発売されましたが、軽量高耐久・座りやすさを求めるなら、ヘリノックスを選んでおけば間違いありません。
DOD スゴイッス
・使用時サイズ:60×66×69/86/90/94(h)cm
・収納時サイズ:39×46×11cm
・座面の高さ:18/32/37/42cm
・使用時重量:2.3kg
・耐荷重:100kg
ハイスタイルチェアでご紹介していますが、こちらはDODらしさ抜群の反則的に面白いイスです。
脚の長さを調節することで全10タイプ、おすすめ7タイプの使い方ができます。
ロー・ミドル・ハイ・リラックス・ディナー・焚き火・星空の7タイプに簡単に調整できるため、スタイルを選びません。コットン素材なので焚き火の火の粉でも穴が広がりにくいです。
本当にスゴイッス
スノーピーク Take!チェア ロング
・使用時サイズ:59.5×80×95(h)cm
・収納時サイズ:10×15×128cm
・座面の高さ:36cm
・使用時重量:3.5kg
・耐荷重:記載なし
ハンモックのような座りごごちで好評なTake!チェアのハイバックバージョンです。
身長175cmの私が座って、背もたれに頭が収まるくらいのハイバックです。
リラックスして座れるくらいの傾き具合です。
アームレストはベルトタイプなので、腕を乗せると適度に馴染みます。
太ももが太いと前面の脚のクロス部分に当たって、しばらく座っていると痛いかもしれません。
脚の素材に竹、座面は6号帆布という体育マットと同じ素材を使用しています。
弾力と強靭性は素材の強さから保証されています。座面の帆布は外して洗濯機で洗うことができます。
収納サイズと重量がなかなかありますね。車で移動、かつ収納スペースに問題なければ間違いなくおすすめです。ご自宅で使用されている方も多く、人をダメにするイスとしても有名です。
Take!チェア、竹を使っているから「たけチェア」と読む…
のではなく「テイクチェア」と読むそうです。素材の竹と持ち運ぶという意味を込めたそうです。
ロースタイルチェア
ヘリノックス インクラインチェア
・使用時サイズ:54×55×51(h)cm
・収納時サイズ:15×15×51cm
・座面の高さ:10cm
・使用時重量:1.3kg
・耐荷重:145kg
DAC社のアルミポールを使用した、軽量・高耐久なローチェアです。
インクラインチェアはレバー(前脚)の位置によって座面の角度を調節できます。座椅子感覚から深い座り心地まで、座りやすい角度を見つけてください。
ローチェアは比較的立ち上がりにくいですが、こちらの椅子は座面に工夫があるのか、立ち上がりにあまり苦労しませんでした。
グラウンドチェアという、調節機能のないタイプもあります。こちらはあぐらスタイルに最適です。座面も広く座りやすい逸品です。
コールマン ソファチェア
・使用時サイズ:79×76×90(h)cm
・収納時サイズ:17×15×106cm
・座面の高さ:33cm
・使用時重量:2.6kg
・耐荷重:80kg
柔らかな座り心地で、まるでソファに座っているような感覚になるのが、コールマンのソファチェアです。
柔らかい素材で座面の沈み込みがあるため、体重によっては前面のアルミポールのクロス部分に太ももが当たる可能性があります。
こちらは二人掛け用もあります。
ロゴス グランベーシック ハイバック囲炉裏チェア
・使用時サイズ:63×61~82×60~74.5(h)cm
・収納時サイズ:63×68×9.5cm
・座面の高さ:25cm
・使用時重量:4.0kg
・耐荷重:150kg
3段階のリクライニング機能があるハイバックチェアです。
座面・背面の張りはパンッとしているので、座っていても疲れにくい、硬めのソファのような座り心地です。
重量が4kg、収納サイズも大きめです。オートキャンプなど、車移動に収納スペースがあればおすすめできる商品です。
座椅子タイプ
キャプテンスタッグ キャンプアウト フィールド座椅子
・使用時サイズ:40×68×39(h)cm
・収納時サイズ:12×11×40cm
・使用時重量:530g
キャプテンスタッグのフィールド座椅子です。
超軽量でコンパクトに収納できますので、電車・バス移動の方やトレッキングに最適です。
コールマン コンパクトグランドチェア
・使用時サイズ:39×52.5×43.5(h)cm
・収納時サイズ:10×14×61cm
・使用時重量:1.4kg
コールマンのコンパクトグランドチェアです。
背面にクロスフレームを持ち、座った時に支えられている感を持てる安定した構造です。
クッションはキャプテンスタッグのフィールド座椅子より厚みがあり、ゴツゴツした地面でも幾分座りやすいです。
背面フレームの分、重くなります。持ち運びの楽さを選ぶか座り心地を選ぶか、ですね。
変わり種 2種
コールマン インフィニティチェア マックス
・使用時サイズ:89〜165×89×165〜145(h)cm
・収納時サイズ:26.5×69×90cm
・座面の高さ:25cm
・使用時重量:11.5kg
・耐荷重:100kg
フルリクライニング、サンシェード、カップホルダがついている、まさにくつろぐためのリクライニングチェアです。
ご自宅での使用もおすすめです。
スノーピーク ラックソットマルチスターターセット アームレストプラス
・使用時サイズ:75×50×30(h)cm(一個あたり)
・収納時サイズ:75×50×6cm(一個あたり)
・座面の高さ:25cm
・使用時重量:17.5kg
・耐荷重:記載なし
ベースユニット・背もたれ・クッション・アームレストからなるスノーピークのアウトドアチェアです。
見た目は普通の家具です。
座った感じは、柔らかめのベンチです。座り心地は悪くありません。
それよりも組み合わせが優れています。
3人掛けソファ、1人掛けソファ×2+テーブル、コット、積み上げればラック。
組み合わせ次第で色々な使い方ができる、マルチなイス?です。ソファの背もたれは105°と115°の2段階あります。
収納サイズは大きめですが、『車載時は、ベースユニットをラックにすることで車の収納面積を増やせるメリットはあります』と公式サイトに書かれております。
以上、アウトドアチェアの選び方と種類別のおすすめでした。
ご自身に合ったイスを選んで、快適なキャンプライフを楽しんでください。
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