ソロキャンプの準備:時短アイテムで快適に楽しむ方法

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準備・役立つ情報
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ソロキャンプのブームが来てますね。

2人以上のキャンプとソロキャンプは大きな違いがあります。

ひとりであることで、他に左右されず自由に時間を使うことができます。
その代わり全てをひとりでする必要があります。

ソロキャンデビューは「ひとりですべてをこなす」ことに高い壁があるようです。

準備、撤収、調理をすべてひとりでこなすため、あらゆることに急ぎがちですが、それではゆっくりとした時間を楽しむためのキャンプが台無しになってしまいます。

準備に時間をかけない方法はいろいろあります。とにかく初心者の方は道具に頼りましょう。

グッズメーカーさんの技術力によって、準備時間は格段に短くできるようになりました。

ここからは準備時間を短くしてくつろぎタイムを長く取れるような時短アイテムをご紹介します。

初心者の方、必見です。

ソロキャンプに必要なもの

最低限必要なものをリストアップします。

  1. テント
  2. 寝袋
  3. マット
  4. チェア
  5. テーブル
  6. ランタン
  7. 焚き火台
  8. グローブ
  9. クッカー
  10. バーナー
  11. クーラーボックス(夏場は必須)
  12. 食器類
  13. ゴミ袋

持ち物は意外と多いです。

移動手段に合わせて総重量を確認しましょう。

移動手段と積載重量

徒歩や電車で移動する場合は総重量10kg以内に収めたいところです。

お家に10kgのお米袋があれば大きめのリュックに入れて歩いてみてください。結構ズッシリきます。

キャリーカートで運ぶのも一つの手段です。大きめのタイヤのものであれば凸凹した道も動かしやすいです。

自転車やバイクで移動する場合は、決められた積載重量制限があります。

こちらは各自治体によって異なりますので、ご自宅からキャンプ場までに通る都道府県ごとにご自身で調べてください。

一般的な積載重量制限を表にしました。

自転車原付バイク
積載重量30kgまで30kgまで60kgまで
前後積載装置 + 30cm以内
左右積載装置 + 左右に15cm以内ずつ
高さ積載装置に置いたときの高さが2m以下
*積載装置とは荷台などの荷物を乗せる部分を指します。積載重量も積載装置込みなのでお気をつけください。

前に重い荷物を乗せるとバランスが悪くなりハンドルを取られてしまうので、低めで後ろに重心がくるように荷物を積んでください。

いずれにしても「軽く少なく」がソロキャンプの基本ですので、持ち物の重さと本当に必要かどうかに注目しましょう。

おすすめの時期

圧倒的に荷物が少ない春と秋がおすすめです。秋キャンプは虫も少なく花粉もないのでさらにおすすめです。場所によっては夜から朝にかけて寒い地域もありますので気象情報の確認をしましょう。

夏デビューを予定している方は、扇風機や虫除けグッズが必要です。風を通すことが目的なので、据え置き型の扇風機にしましょう。

冬デビューを予定している猛者は、ストーブや厚手の寝袋が必要です。電源サイトでしたら電気毛布やホットカーペットもおすすめです。とにかくテント内は冷えます。

このように暑さ寒さ対策のため荷物が増えるので、春と秋が快適です。

おすすめ道具ご紹介

テント

設営・撤収が簡単な軽量なドームテント、ワンタッチテントやワンポールテントがおすすめです。

セット内にのペグやハンマーはあまり使えないものが多いので、セットの中身を確認してください。

テント重量は5kg以内を目指しましょう。

モンベル ムーンライトテント

モンベルのムーンライトテントは「月明かりでも設営できる」ことから名付けられた、簡単設営で超軽量なテントです。総重量1.72kgなので楽に持ち運びできます。

DOD ライダーズワンタッチテント

DODのライダーズワンタッチテントは、紐を引くだけで傘を開くように設営ができます。
フライシートの耐水圧は3000mmあるので雨でも安心です。

重量は4.3kgです。

スカートはついていないので冬キャンプには使用できません。

コールマン インスタントアップドーム

コールマンのインスタントアップドームはDODのライダーズワンタッチテントと同じように、引紐を引いて設営するタイプのテントです。

DODはフライとインナーが一体型でしたが、コールマンは別々になっています。

前室は広めで、開閉可能なサイドフラップがあるので雨風も避けられます。

総重量4.3kgなので、残りの荷物は5kg以内を目指しましょう。

DOD ライダーズワンポールテント

DODのライダーズワンポールテントは半分寝室、半分前室の構造で、ワンポールテントにある悩みの一つ「荷物置き場がない」状態を解消しています。

2.6kgと軽量で、パッキングも50cm×φ14cmと小さくできます。

テントを地面に広げる→ベグを打つ→ポールを立てる→インナーテントを引っ掛ける

これで完成します。ペグはアルミのVペグなので買い足す必要はありません。

耐水圧は2000mmなので雨でも安心です。

寝袋

冬以外でしたら封筒型(レクタングラー型)で十分でしょう。冬キャンプでしたら首元まで覆ってくれるマミー型がおすすめです。軽量なのもマミー型です。

選ぶ基準の一番は寝心地だと思いますが、お試しはなかなかできません。

そこで、保温性に基準を置いて探しましょう。

テントは断熱材のないただの布だと考え、寝袋は考えているよりも1段階上の保温性のものを選んでください。暖かいものはふかふかで寝心地が良いです。

暑ければ前を開ければいいですが、寒さだけはどうにもできません。

中綿の充填量は1400g程度あれば十分です。

中綿素材はなんでもいいですが、化繊よりもダウンの方が軽量です。価格は高くなりますが、移動手段に応じて選んでください。

寝袋を選ぶ際、3つの温度が表示されていることが多いです。見て欲しいのは『快適使用温度』です。キャンプ場の最低気温を調べ、それ以下の温度設定のものを選べば快適に過ごせます。

マット

キャンプ用マットには大きく分けて3種類あります。

  • インフレーターマット
    • ウレタンフォームが内蔵されており、バルブを開くと自動的に空気が入って膨らみます。弾力性があるため寝心地が良いです。ウレタンフォームを含むため重いものが多い印象です。
  • エアマット
    • 空気で膨らませるタイプなので、軽量なものが多いです。膨らませるためのポンプが必要で、手動ポンプで膨らませるのはなかなか大変です。寝心地は良いですが、凹凸がある地面ではパンクの恐れもあります。
  • クローズドセルマット
    • ポリエチレンフォームで構成されているため、非常に軽量です。汚れに強く、耐久性もありますが、クッション性は低く、凹凸の強い地面には向きません。とにかく荷物を軽くしたい方向けです。寝心地は期待できません。

チェア

購入する予定のテントの高さによります。ソロキャンプ用のテントは天井が低いものが多いので、ロータイプのチェアがおすすめです。

テーブル

こちらもテントの高さで決まります。

床座りスタイルでしたらロータイプのテーブルがおすすめです。

軽量化を図るため、小さいテーブルを購入すると思います。バーナーなど火を使う道具が置ける、耐熱性の高いアルミテーブルを選びましょう。

ランタン

手軽なのはLEDランタンですが、1人時間を過ごすのに、きらきらゆらめく淡い炎のオイルランタンも素敵ですね。

実用性は大事ですが、雰囲気はもっと大事です。

そういうわけで、メインランタンにオイル式、テント内ではLEDと、二つのランタンを併用するのをおすすめします。

DIETZ(デイツ)のハリケーンランタン #D78(No.78)は、ソロキャンプには程よい大きさのオイルランタンです。強風でも消えないことからハリケーンランタンと呼ばれるそうです。

サイズは様々ありますが、78がちょうど良いでしょう。470gの軽量ランタンで、燃焼時間はおよそ20時間と充分です。

ひとつ下のサイズは76で、440gとさらに軽くなりますが、燃焼時間が11時間とだいぶ短くなります。ひとつ上の80は重さが倍になるため、ソロキャンプにはD78が最適です。

ブラック/ゴールドはマットな黒のボディが美しく、使い込むごとに味が出る逸品です。

DIETZはブルックリンで創業された180年以上続く老舗の照明器具メーカーで、もうひとつハリケーンランタンで有名なドイツのFEUERHAND(フュアーハンド)よりも歴史の長いランタンメーカーです。

FEUERHANDの276も名品で人気があります。

LEDランタンは下の記事にまとめてありますのでご覧ください。

焚き火台

折り畳みができる軽量タイプがおすすめです。

DODの秘密のグリルちゃんは携行性が高くおすすめです。ポケットサイズに小さくなります。

実はメッシュの下に熱が通るので、ピザが焼けます。次に焚べる薪をメッシュ下に置いておけば程よく乾燥され、火つきが良くなりますよ。

大きい薪は乗せにくいです。薪の焚べ方にも工夫が要ります。ですが、そんな探求もソロキャンプならではではないでしょうか。

グローブ

調理や焚き火において、何かと熱いものを持つ機会が多いです。火の粉が飛んでくることもしばしば。

そのため耐熱グローブが必要になります。

手首を十分に覆えるくらいの革製のグローブをおすすめします。

クッカー

積み重ねてコンパクトにできるクッカーをおすすめします。

鍋がふたつとフライパン代わりになる蓋がついているタイプがおすすめです。鍋の中にバーナーなどを収納すれば持ち物がまとまって便利です。

クッカーから直接食べれば食器も不要です。

バーナー

シングルバーナーが携行性に優れているのでおすすめです。

燃料はOD(アウトドア)缶とCB(カセットガス)缶の二種類がありますが、ソロキャンプでは軽量と場所を取らないことが優先されます。

OD缶は縦に、CB缶は横に接続するので、安定性はCB缶ですが、場所を取らないのはOD缶です。バーナーも100gを切る軽量なものが多く、寒い時期でも火付きは良いです。

選ぶ基準は

  • 点火スイッチ
  • 火力調整つまみ
  • 発熱量3.0kW以上
  • 五徳の足が4本

SOTOのアミカス SOD-320はすべての基準をクリアしているのでおすすめです。アミカスを収納できるクッカーセットもあります。


CB缶は手に入りやすく、万が一燃料切れしてもコンビニやスーパーで手に入りますので、寒い時期にキャンプをしない方にはおすすめです。

こちらはSOTOのレギュレーターストーブ ST-310がおすすめです。

発熱量はSOTOのパワーガスを使えば2.9kWです。専用ガス管でなくても火はつきますし、火力も問題ないです。

クーラーボックス

ソロキャンプで移動手段が徒歩の方は、とにかく軽い荷物で移動したいですよね。

ハードクーラーは本体のみで軽くても4kg程度はあり、中に食材が入るとさらに重くなります。

クーラーボックスも軽量化を図るのであれば、ソフトクーラーがおすすめです。

ロゴスの氷点下クーラーボックスMは900gと軽量で、使わないときは折りたためるので、持ち運びに便利です。

ハードクーラーであれば、コールマンのエクストリームホイールクーラーは大きめのキャスター付きなので移動が楽になります。

ちょっとしたテーブル代わりにもなります。

食器

今では折りたためるフォークなど、100均にも売ってますね。

重ねられるお皿などかさばらないものを準備しましょう。

クッカーに入るサイズのカップなども場所を取らないのでいいですね。

ゴミ袋

キャンプ場によっては専用のゴミ袋とゴミ捨て場があるところもありますが、あっても困らないので数枚持っていきましょう。

帰りはゴミを持ち帰ることもあります。マナーを守ってポイ捨てなどせず持ち帰りましょう。クーラーボックスに入れて持ち帰ると匂いも漏れにくくて便利です。

まとめ

これからソロキャンプを始める方は、荷物が少なくてすむ春か秋のスタートを目指しましょう。

夏や冬に始める方は、暑さ寒さ対策を万全にしてください。特に冬の夜間は日中よりだいぶ気温が下がります。体調を崩すことがありますので気をつけてください。

スタートまで時間がある方はパッキング(荷造り)の工夫をして、移動も快適にできるようにしてみてください。

それでは、素敵でドキドキな初ソロキャンプを!!

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