キャンプ場でバーベキューをするにはバーベキューコンロが必須です。
バーベキューコンロとは、炭火で料理をするためのキッチンアイテムです。
様々なアウトドアブランドから販売されているバーベキューコンロですが、それぞれに特徴があり、私も最初はどれを選んだらいいのかとても迷いました。
そこで、今回はバーベキューコンロの選び方とおすすめ6選をお届けいたします。
それではさっそく見ていきましょう
バーベキューコンロの選び方
これからお話しする4つのポイントを押さえておけば間違いありません。
大きさ
使用する人数に応じて大きさを決めましょう。小さすぎると焼くスペースがなくて困りますし、大きすぎると炭の量がその分増えてしまいます。
炭の扱いやすさ
選ぶ際に一番重要になるのが炭の扱いやすさです。バーベキューをしていると、炭の移動や補充をする機会が出てきます。
炭補充のたびに焼き網を持ち上げることはなかなか大変ですが、炭を置く火床が引き出せたり、焼き網が簡単に移動できる仕組みがあると便利です。
片付けやすさ
炭火は高温です。大体600℃くらいから、風を送ると1000℃になることも。コンロ自体がとても熱くなります。
炭ポットで保管する場合は炭トングでひとつひとつしまえますが、灰は残るため炭置き場に廃棄する場合はコンロを運ばなくてはなりません。
取手がついているものや分解できるものは持ち運びがしやすく、片付けの時に楽です。
炭火を消そうとして上から一気に水をかけると、とても熱い蒸気で大火傷をしてしまうことがあります。
一番良いのは自然に燃え尽きること。それが難しければ炭ポットを使用したり、水鉄砲などで少しずつ遠くから水をかけて消火する方法があります。くれぐれも気をつけてください。
組み立てやすさ
バーベキューは意外と時間がかかります。すぐに調理を始めたくてもバーベキューコンロが出来上がっていないと何もできません。
一番簡単なのはテーブルに置くだけのタイプです。小さいサイズのものが多いですね。
こちらはそのままのサイズで収納するため、使わない時は場所をとります。
次に簡単なのは折りたたみ式です。脚を広げるだけで立ち上がるものは、収納スペースは取られますが楽にバーベキューを始めることができます。
分解式のものは折りたたみよりも組み立てに時間がかかりますが、収納スペースは比較的小さく薄くなるものが多いです。
- 使用する人数に応じて適したサイズを選びましょう。大きすぎても小さすぎても不便です。
- 火床の引き出しや焼き網の高さ調節など、炭を補充する隙間があるものを選びましょう。
- 取手がついているものが片付けの際に安全です。
- 据え置きタイプ、折りたたみタイプ、分解できるタイプ。ご自身に合ったタイプを見つけましょう
4つのポイントからおすすめのバーベキューコンロをご紹介します。各社ごとにオリジナリティあふれる機能も併せてお伝えします。
バーベキューコンロ おすすめ6選
コールマン クールスパイダープロ/L ファン
・使用時サイズ:80×52×40/70(h)cm 収納時サイズ:75×37×18(h)cm
・炭の補充:火床の引き出し、焼き網の高さ調節
・取手付き
・火力調整用の電動ファンがついている
・焼き網の高さ調節が3段階(3・7・10cm)
・火床に引き出しがついているので炭の出し入れが楽
スタンダードなバーベキューコンロに見えますが、電動ファンがついているため、火おこしがとても楽にできます。
火力を高めようと炭火をうちわであおいで、灰が舞い上がる経験をされた方も少なくないでしょう。
こちらの電動ファンは送気口が横向きになっているため、灰が舞い上がりにくくなっています。
電動ファンには単3電池を8本使用します。
火床(炭を置く部分)が引き出せるため、炭の補充が楽に行えます。焼き網の高さ調節もできるため、隙間から炭を補充したり、焼き加減の調整もできます。
完全に引き出して火床だけを持ち運べるので、燃え尽きた灰の片づけに便利です。
焼き網以外にも鉄板が付属されているので、焼きそばなども作ることができます。
バーベキュー初心者にもベテランキャンパーにもおすすめの一品です。
コールマン クールスパイダープロテーブルトップ
・使用時サイズ:約48×28×18/28(h)cm 収納時サイズ:約48×28×18(h)cm
・炭の補充:火床の引き出し、焼き網の高さ調節
・取手付き
・焼き網の高さは3段階に調整可能
・簡易オーブンで冷凍ピザが焼ける
据え置き型のバーベキューコンロです。上記のクールスパイダープロ/Lファンと比較すると、焼き網面積は4分の1程度です。ソロキャンプ、デュオキャンプ向けの大きさでしょう。
プロ/Lファンと同じく、火床(炭を置く部分)が引き出せるため炭の補充が楽に行えます。焼き網の高さ調節もできるため、隙間から炭を補充したり、焼き加減の調整もできます。
火床単体で持ち運べるため、後片付けも楽です。
火床の下に金属プレートが入っており、ピザなどを焼くことができる簡易オーブンになっています。他にはない機能なので面白いですね。
ユニフレーム ファイアグリル
・使用時:約43×43×33(h)cm 収納時:約37.5×37.5×7(h)cm
・炭の補充:4隅の隙間から
・取手付き
・耐荷重が20kgもあり、ダッチオーブンの調理にも使用できる
・焚き火台としても使える
ユニフレームのファイアグリルはバーベキューコンロと焚き火台の二役を担い、とても使い勝手がいいです。
通常サイズで4〜5名の使用が満足にできます。
大きい食材を調理する場合はLサイズもおすすめです。
焼き網を火床に対して45°で設置するので4隅に隙間が空き、そこから炭を補充することができます。
4隅は火が直接当たらないので、焼いた肉を休める場所としても使用できます。
耐荷重が20kgもあるので、ダッチオーブンを乗せて調理することもできます。
ダッチオーブンのような重い調理器具を使用する際は、強い焼き網『ヘビーロストル』を使用してください。
焼き網の高さ調整はできないので、あらかじめ炭の高さで調整が必要です。
使う毎にロストル(炭置き)が色づき、とても渋い色合いになります。
ユニフレーム UFタフグリル SUS-600
・使用時:約60×46×68(h)cm 収納時:約60×46×13.5(h)cm
・炭の補充:火床の引き出し
・取手付き
・脚を取り付けるだけの簡単組み立て
・オプションが豊富
ユニフレームのUFタフグリルもバーベキューコンロと焚き火台の二役を担い、とても使い勝手がいいです。
こちらは火床の引き出しができるので、そちらから炭の補充を行います。完全に引き出せば肺の処理が楽になります。
焼き網の高さ調整はできないので、あらかじめ炭の高さで調整が必要です。
組み立ては脚を4本取り付けるだけで、簡単です。その分収納サイズは大きくなります。
焼き網以外にも、鉄板、おでん鍋などが別売りで用意されており、リッドスター(蓋つきグリル)を使用すると、燻製やピザなども楽しむこともできます。
ロータイプ用の脚を購入すれば、ロースタイルキャンプにも使用できます。
キャプテンスタッグ スリム スライドグリル〈500〉
・使用時:50×29×38/70(h)cm 収納時:50×29×8(h)cm
・炭の補充:火床の引き出し
・取手付き
・脚を取り付けるだけの簡単組み立て
・串を刺す穴がある
我らが鹿番長のバーベキューグリルです。
基本的な性能は押さえながら、低価格を実現するキャプテンスタッグの企業努力は計り知れません。
火床は引き出せるので炭の補充や灰の片づけに便利です。
このバーベキューコンロ、串を斜め(2段階)に差し込んで焼き色をつけることができます。他にはないこだわりも忘れません。
2.3kgと軽量であるため、持ち運びも楽です。
脚は2段階に調節でき、ハイスタイル・ロースタイルキャンプのどちらも選べます。
DOD 秘密のグリルさん
・使用時:47×47×25(h)cm 収納時:42×13×7.5(h)cm
・炭の補充:横の隙間から
・取手はついていません
・超コンパクト収納
・焚き火台にもなる
機能的で面白い製品を作っているDODのバーベキューコンロ兼焚き火台の「秘密のグリルさん」です。
ネーミングセンスはいつも底抜けていますね。
基本性能を全て備えているわけではないのですが、なんだか紹介したくなるのがDODのいいところです。
コンパクト収納ができるので、ソロキャンプやツーリングなどにはもってこいなバーベキューコンロだと思います。
焚き火も安全に楽しめるので、小さく持ち運びたい方にはとてもおすすめです。
さらに小さい「秘密のグリルちゃん」もあります。
以上が、バーベキューコンロの選び方と、今年のおすすめ6選でした。
購入前に参考にしていただけたら嬉しいです。
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